金属アレルギーだと料理にアルミ箔、缶飲料に反応する?症状が出ますか?

Alアルミと金属アレルギー

金属アレルギーだから缶詰食品や缶コーヒーでアレルギー症状が出ますか?アルミで作られた1円玉を握ると痒くなる方がいらしたらそれはアルミの金属アレルギーの可能性があります。

ただしアルミアレルギーは珍しく、本当に金属アレルギーで反応が出る方の大半はニッケルです。あるみではありません。
スプーンにフォークもステンレスですが、鉄鍋で調理された中華は大丈夫でしょうか?鉄アレルギーも珍しく、血の中の鉄分は大丈夫で、スプーンのステンレスがダメというケースは医学的にどういうことなのかに非常に興味があるので、私自身、医学論文を探しています。

一般に、アルミ缶に入れられた飲料や食品は、金属アルミに直接接してはいません。

食品の酸や塩分でアルミの金属イオンが食品の品質を変える可能性があるからです。

アルミ缶の半分飲みかけを毎日冷蔵庫に保存して飲み続けた死亡事故が過去にありました。アルミ缶がトマトの酸と塩分により侵食されたものが蓄積された結果は世間を震撼させた過去があります。

缶詰の食品と缶のアルミ金属とが直接触れないように、コーティングがなされています。

缶ジュースも缶入りワインも、缶の表面には防蝕処理がなされているので、その表面のコーティングが溶かされたり破損させない限り、イオンが流出することは考えられません。

一方アルミ箔というのは実際のアルミ金属を薄くペラペラに伸ばしただけの金属です。

長時間塩分、アミノ酸の濃いタレに浸け込んで時間が経てば金属イオンは万全ではいられなくなる可能性があります。10円玉のお醤油の実験は有名です。しょうゆのアミノ酸は金属イオンを即座に流入させます。目の前で見る事ができますので試してみると金属イオンを実感できるでしょう。

アクセサリー関して金属ばかり心配され、日用品を除外して考えられているのでしょうか?
金属アレルギーがどの金属もダメということはありません。こちらにそういった金属アレルギーの質問と答えが載っています。

金属アレルギーにならない結婚指輪
安全な金属の結婚指輪

結婚指輪については毎日つけて暮らすという点で貴金属を、問題にされる方が多いと思うのですが、どの金種に反応してしまうアレルギーなのかは人によって全然違うという事です。

包丁を握るだけで手が痒くなるのか、アルミ缶飲料やアルミの雪平鍋、銅のお鍋など身の回りは実は金属だらけで生活しています。

Niニッケルと金属アレルギー

ニッケルによる金属アレルギーが最も症例として多く、注意したいのですが、身近なものの何がニッケルなのかわかっている方は少ないと思います。
ニッケル単体であまり使われることはなく、ニッケルはめっきの下地として使われ、使用により汗でじわじわと皮膚に浸み出してアレルギーを引き起こす原因となっています。
ニッケルが金属の中にブレンドされている場合は、別の合金となっていますので、直接ニッケルに触れたときとは違った反応をします。例えばステンレスに皮膚が触れてもニッケルやクロムがブレンドされていますが、サージカルステンレスなど金属アレルギー症状の極めて少ない金属もあります。

下着のカギホックやボタンにニッケルが下地とされているめっきものが多く使われています。
海外ではニッケルが有害という認識がありますが、日本では禁止されるところまでまだいっていないため、金属アレルギーに悩む方が増えているのが実情です。

金属アレルギーは個人の体質ですか?

金属アレルギーなのですが、酸化チタン入りの化粧品を使っても大丈夫ですか?
化粧品メーカーの回答
抜粋ファンデーションや日やけ止めには「酸化チタン」や「酸化亜鉛」、「酸化鉄」といった金属の名前が含まれる原料を配合していますが、これらは金属酸化物といって、金属に由来する化合物です。これらの金属化合物は十分な安全性チェックが行われています。しかし、アレルギーは個人の体質によるところが大きいので、ご自身がどの金属に対するアレルギーを持っておられるのかを知り適切な対応をとるため、医師にご相談されながらご使用することをお勧めします。抜粋おわり

この回答だとひとによってはだめ、ひとによっては安全といった誤解を生むこたえかたです。しかし酸化物というのはすでに反応が終わっています。
たとえば鉄は塩酸で溶かされてしまう金属なのに、酸化鉄になれば塩酸に溶けない金属になります。塩酸はたいていの金属を溶かしてしまうおそろしい強酸です。
チタンはもともと塩酸にも溶かされませんが、酸化チタンになればさびない、反応しないチタンになります。
チタンの場合、皮脂や夏場の汗の中の塩素にも反応しません。人のたんぱく質にも反応できません。なぜなら酸素と強烈な結びつきのせいで、人体と反応できなくなっている、反応済みだからです。