消防署の指輪カッターでチタンの結婚指輪が硬くて切れないはうそ

間違いだらけの指摘にこそ注意

危険、悪影響というワードの記事で目をひこうとする無責任な言説があります。チタンは切れないから危険というのは間違いです。消防署で切れた結婚指輪消防署(*1)に指輪を切断するリングカッターが用意されている事をご存知でしょうか?

指輪がはずれなくなることはない。気持ちの上だけで”外れない”と思いこまないことが大事です。

あまり指輪を着けたことがない方へ

はずれます。ヒトのからだは60%が水分です。液体でできているといっても過言ではありません。常に流動的です。太っても骨は太くなっていません。指輪はきついときもあればゆるいときもあるのがあたりまえです。指の太さ、号数はとても変わり易い、戻ることも容易です。

指輪をはずすタイミングを逃して、いつのまにか指から指輪がはずれないくらい急激に膨れ上がるなどという事は、よっぽど何かの事故でないかぎり起こりません

指輪を毎日着けていて、指輪がきつく感じると、指輪をはずしたくなってしまうものです。ちょっとでも圧迫感があると、着けているのがいやになるので、すぐに外すことになります。はずれなくなる前に着けなくなってしまうものです。
ですから指輪がはずれなくなるまでずっと放って置くというのは、指輪を知らないライターさんのいいかげんな記事です。
チタンの指輪を手作りしたことのない方によって都市伝説か、デマゴギーが流布されていますが、人気のチタンの結婚指輪があまりにも硬くて切れないから危険なのでは?ということを読んだというお客さまからのご相談が寄せられました。
「はずれなくなったら危険だから少しゆるめでオーダーしておいた方がいいのですか?」
と聞かれることもあります。将来のはずれなくなる予定もないのに、ジャストでないサイズで作る必要はありません。将来太るかもしれないからといって、大きめサイズで作ってしまって、いつのまにか失くしてしまったのでもう一度ジャストサイズの結婚指輪を作り直したいと、来店されるお客様も居ます。

消防署でもチタンは切れない?   いいえ。

答えは「切れます」。「チタンが硬いから消防署で切れない」というのはうそで、実際に急なご病気が原因で慌てて消防署で切ってしまった事例があり、工房に実際に真っ二つにカットされた指輪のパーツ二つをお持ちいただいたこともあります。
消防署は結婚指輪を切って指から外すときどうやって切るか、皆さんはご存知でしょうか?リングの対面の2箇所カットするのです。一箇所を切って拡げて指からはずすのではないのです。180℃の位置で円を2箇所切り込みを入れて安全に外してくれます。
消防さんの方でも、出来るだけ切らないではずせるように試すと署員さんもおっしゃっています。すべるように何かを塗ったり、意糸を巻いてはずす方法も心得ていて試すそうです。それでもどうしてもという場合のみ切断となるそうです。

プラチナとチタンの指輪

チタンですとプラチナのようにすんなりは切れません。

通常のプラチナの結婚指輪はとてもやわらかく、ほんの少し力が加わるだけで変形しやすいのでつぶれたり歪んでしまい、指から外れなくなるケースもしばしばあり、消防署でカットしてしまう事例が数多くあります。

一方チタンはどうでしょう。
ネット上では未知の強いチタンの指輪に対し、切れないのでは?というイメージが流れています。
チタンリングはゴールドの指輪のように簡単には切れません。しかし実際に切れます。

署員さんは指輪カッターの刃を途中で交換し、替え刃2枚使って切ってくれました。

おかげでカットされたチタンの指輪の断面はスパッととても美しい断面をしていました。切れ味の良い刃を使ったことがわかります。消防署員さん2人がかかりで。
でも、極端なお話ですがすずめ蜂に刺され指輪を外さなければいけなくなった緊急時、チタンの結婚指輪は切れないから危険だ、プラチナの指輪なら簡単に切れるから安全だということにはならないでしょう。

 

歪み易いプラチナと強すぎるチタンどちらが危険?

だれも言わない貴金属の危険性

曲がり易いプラチナの方がはずれなくなるので危険だと言えます。
タングステンの指輪の場合はリングカッターの刃の硬さを上回るかもしれませんが、国産純チタニウム100%は加工可能な金属です。手彫りしたり、切れ目を入れたり加工出来、思い通りのオーダーメイドで、どんなデザインも思いのままに手作りできる金属です。なおかつ傷つかない丈夫で金属アレルギーの味方という唯一の金属素材なのです。
(*1)東京消防局来署するには事前に電話連絡を入れて時間を伝えてからとのことですが、指輪は入ったものは必ずはずせます。脂肪は移動します。お肉は絞ることものばすこともできます。指の骨は太らない
指輪が抜けずらいのは、関節の皮膚がだぶついて、ストッパーのようにひっかかってしまうだけです。関節にデンタルフロスを巻きつけたり、セロテープを張ったり、簡単に抜く方法はあります。焦らないでクールダウンすれば、潮の満ち引きのように、抜ける時間帯があるのです。
突然のご病気で、細胞の浸透圧が調節できないような急激なむくみでなければ、指が細くなる時間帯を待ってはずすことができます。太っても人間のからだの60%が水分です。骨が太るわけではないので、指輪はこつがあればはずすことができます。

つき指で骨は太くなる?

つき指をして一時的に指が太くなるのは変形性関節症です。軟骨の損傷によって指に変化が起きます。しかし骨が怪我の度に丈夫に生まれ変わって前よりも太くなっていくということはありません。残念ながら何度も骨折するほど骨が太く成長することはできません。骨を鍛えて鍛錬を重ねても骨を太くすることはできません。骨を強く丈夫にするために毎日注射を打てばスカスカになった骨を補う方法はありますが、骨の造り自体、骨の直径を太くする、あるいはもっと慎重を延ばすための薬はありません。
指が太くなったり細くなるのはその骨ではなく、骨をとりまく筋肉や血流、発汗に起因しています。骨が太く成長するのは結婚する年齢以前で、一般的に結婚指輪が骨の成長のせいできつくなることはありません。

食品添加物でも同様に、危険でない適正な添加物を悪い、劇薬などと決めつける記事も正しい解説と指摘により削除されています。食品添加物を悪く言う間違った指摘こそ注意と警鐘を鳴らす専門家

タングステンの指輪は抜けなくなるといううそ

タングステンの指輪はとても硬いから抜けないと指輪カッターでも切れないから危険!という人はあまりにも指輪を知らないひとの記事。あまりにもタングステンを知らない。

タングステンであろうとステンレスでもチタンでもジルコニウムでも、指輪が抜けなくなることはないし、切れないというのも間違いで、実際に消防署やジュエリー店でも切れます。加工が出来る、指輪にできるのですからカットもできます。

指輪を切る前に出来る対処法

指輪が抜けないとき、出来ることはいっぱいある

急にむくんだ時に抜けないということが起きた場合、できることはいっぱいあります。手にたまった水分を手を高くしておくだけで改善できますし、むくみがひどい場合は、利尿効果のある食品や飲料を摂取し、塩分を摂らないことで水分を排出できます。むくんだり、ひからびたりするのは体内の浸透圧が関係します。細胞内に水分が流れ出て、しっかり血液中に水分を蓄えられない状態になるとむくんでしまいます。カリウムとナトリウムが関係します。

むくみを解消する食品 消防署にいくひまがあったら、その前に 小豆 トウモロコシ アボカド 納豆 ゴボウ バナナ などの食品やコーヒーや緑茶など利尿作用のある飲食によって、塩分を控えることによってむくみを解消し、指を細くすることが可能なのです。ひとによって1日のうち体調や体温で2号変わるのは普通のことです。あわてて消防署に行って切ってもらう必要はありません。1年かけて太ってしまったから指輪がきつくなったという場合はうっ血することはありません。徐々に太った場合、ゆっくりと脂肪が移動しています。その脂肪は流動的ですので、糸を巻いたりセロテープを張ったり指の関節にしわが寄らないように抜けば指輪をカンタンに抜くことが可能です。抜ける指輪を切るのはナンセンスです。