素人じゃわからないステルスウェルス?

デザイン

ちょっと見ただけじゃ気がつかないところに、プロの技が施されているところがとてつもなく贅沢。これみよがしにゴージャスに見せるのではなく、通にわかる品質の高さみたいなイメージ。

誰が見てもそれと気付くわかりやすさを優先しない、側面、裏面に気をつかった品質の高さ。

インスタレーションの作家活動をしていた当初、こだわっていたのはものの表面。絵の具のそのまた表面の薄皮のつら。裏面の無い造形を作りたかったが、できなかった。
そして、今もチタンの表面にこだわって結婚指輪を作り続けています。表面の被膜。
MONOマガジンから取材を受けたとき、チタンのどこに魅かれていますかとの質問に、こう答えた。「チタンは化学変化させることで、千変万化させられるところ」
これは、チタンの被膜、薄膜、つらの色のこと。
未だにものの表面と格闘し続けています。
kenmin012.jpg神奈川県民ホールにて
天井からつりさげるのに、クレーンに昇ってやりましたが、足がすくんでクレーンの先端のボックスから立ち上がれませんでした。電線を工事しているときのクレーンに乗っかってるおじさんはすごい。