マスカラの鉄の成分で金属アレルギーになるなら、自分の血液の鉄の成分はなぜアレルギーにならないのですか?

マスカラのカラー成分の酸化鉄。これは食品添加物にもなっている酸化鉄で、鉄と酸素の化合物。鉄と反応済みなので人の成分と反応して金属アレルギーにならないはずなのですが、食品に含まれる成分や化粧品に含まれる酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタンが金属アレルギーになるような風評を流すコラムを見つけると、ふしぎになります。酸化チタンはガムのコーティングなど、日常食べては排泄される無害なものです。皮膚の毛穴からも皮膚を通過して体内に取り込まれることもないという科学者の論文も読んでいます。悪質な論文は妊娠中のマウスの肝臓にチタンを注射してチタンが体内から見つかったなどと書いているものもありますが、口から食べた酸化チタンは体内に取り込まれずに出て行きますし、お化粧も皮膚を透過できないのです。できてしまったらもっとほかの感染症から皮膚がわたしたちを護っていることの説明がつかなくなるでしょう。
さて、酸化鉄にもいろいろあります。三二酸化鉄がマスカラに含まれます。
赤錆は酸化鉄(III)もしくは酸化第二鉄といいます。
黒錆は酸化鉄(II,III)さんかてつ さん てつ に(さんかてつ に さん)四酸化三鉄(しさんかさんてつもしくは磁鉄鉱

黒錆びはそれ以上さびない、質を向上させるさびで、それ以上反応しません。食品添加物として、認められている酸化チタンは、ブルーベリーや紫キャベツの色素と同等に安全性が認められている色の素です。

三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄、酸化チタンなど漢方薬の着色にも使われています。

鉄も亜鉛も体内になければ健康ではいられない必要な金属なのに、どうして金属アレルギーの原因だという人がいるのでしょう。
鉄は塩酸に溶けますが、酸化鉄は酸素分子と化合しているので、もう塩酸に溶かされることがありません。中学の2年の理科で勉強します。
日本のインターネットで金属アレルギーを書いている人は日本の理科の教育の失敗例を物語っていて、私を含めてみんなみんなマイナスイオンに騙されてしまっているのと似ています。