間借りバー ミラーボール 月夜の のきっかけ

バー 月夜の

すごく社交的な友達のなかのひとりが飲みながら言いました。「バーのママやりたいんだよね」っと。
おもしろい、やりなよやりなよ、やれば~。とみんな盛り上がった。

たまに手伝いに行ってあげるよ~私も手伝ってあげる、私もカウンターの中入ると、みんなカウンターの中に入りたそうだった。私もその中のひとり。
「でもそう甘くないよたいへんだよ。帰りのタクシー代でその日の売上が飛んでしまうよ。体力勝負だよ」などと言っていました。

その後計画は進展せずでしたが、間借りカレーとか間借りランチとか二毛作のように店舗を使って別店主が営業するスタイルが流行っていることを知り、それはいい考えだねなどと言っていました。

それから1年2年と過ぎ、家庭の事情などでとん挫していたバーママ計画。
ある日、ボトルキープしてあった、月夜ので「うちも日曜月曜を誰かに貸そうと思ってる」
とママがぽろっと言いました。
即、反応してハイハイハイ!やります!!と手を挙げていました。
それからドキドキする毎日を過ごして年を越し、2025年正式に月夜ののママにやりますとお願いしました。

BAR ミラーボール「微・月夜の」

彫金のジュエリーとも職人とも関係ないのですが、間借りバー始めます。イベント的に。
ミラーボール月夜の
唯一ボトルキープしていたバー月夜の。その
バーカウンターの中に入れていただくことになったのがきっかけ。

名前の由来

美ではなく微になっているところ。

あるお客さんが美熟女ではなく、微熟女という看板を見つけて、入ろうか入るまいかを迷って入れなかったこをを後悔していて、あの時入っていれば話のネタにできたのに、、という話をしていたところから、美ではなく微妙の微。微力の微。わけありな感じの微。だから微・月夜の
ミラーボールは音楽を聴いて踊りたくなったら踊ってもいいとママが言ってくれたから。

月1度のイベント
不定期でやらせていただきます。

東京都世田谷区 経堂 農大通り商店街のお地蔵さんからすぐ。「月夜の」

電動旅客機が飛ぶ日はやってくる?

電気自動車に誰もが乗る時代が来るとなると、もう石油の需要が先細りしていって脱炭素とかSDGとかの目指す方向へ進んでいくんだなと思ったとき、ふと「飛行機は電気で飛べるの?」と疑問がわきました。

電気自動車のしくみは昔からなじみのある遊園地で動く乗り物、パンダの乗り物とか動く汽車ポッポのしくみと同じだとか。
飛行機はバッテリーで飛べるのか、バッテリーは重いけど、エンジン音が静かになったらどんな飛行機でしょう。機体を軽くするのにジェラルミンとかチタンも使われているからもっと軽量化していくのでしょう。
もう石油じゃなくて今度はリチウム電池のレアメタルリチウム争奪戦。

調べてみるとバッテリーでは大型旅客機は遠くへ飛べないけれどちいさな飛行機ならもう実験がはじまっているとのこと。
給油ではなく充電でトランジットが増えるのかな。ゴーゴーと二酸化炭素を出さない旅客機。だけどむかしなつかしい南回り欧州線のように成田ーヒースローが24時間かかったり。
じゃあバッテリー新幹線は?と思ったらもう実験しているのだそう。
オリンピックの聖火が水素でめらめらと燃えていたのだからもう驚くことでもなかったのですね。

ぎやまんはディアマンの聞き間違いだった

ぎやまん=ディアマンテ

だった件

ディアマンテはダイヤモンドのことですが、聞き間違えたむかしの人がディアマンをぎやまんと言ってそのダイヤを先端に付けたカッターで江戸切子のようなガラス細工をしたからカット加工のがらすっぽいものをギヤマンと呼んだとか。

ディアマンテ

金属の色の呼び方 ぎんいろ

くれよんの24色セットに入っていたぎんいろ、きんいろ。

それが刷り込まれていて金属のことを銀色と呼ぶ方々がほとんどです。

チタンの無力の部分をさしてみなさんがぎんいろと呼ばれます。でも銀じゃないチタン色はぎんいろとだいぶ違います。銀と並ぶとステンレスの色と銀とでは銀が白いです。チタンと並ぶと銀は白色といってもいいです。チタンは温かい灰色。ステンレスは冷たい灰色。ジルコニウムはちょうど中間。そしてタンタルは一番青っぽい灰色です。銀色ではなくタンタル色と言ってほしいし、チタン色と言ってほしくて、お店では並べてこれだけちがいますよとチタン色をわかってもらっています。

プラセボと化粧品

薬のプラセボは自分自身実感するところが多いし、化粧品についても、高級そうなパッケージデザイン、CMや知名度、何よりもお値段が高いとぜったいに効き目があってきれいになる強いイメージが刷り込まれ、まんまとそれにあやつられています。灼熱のじりじりの太陽から日差しを遮るプールサイドのパラソルに10000円払い、その後日焼けのケアで肌を白く戻すシミ取り美容液に10000円を払って日焼けを帳消しにしようとする、CMとか消費に振り回され、プラセボに暗示にかけられ。広告代理店とかデザイナーとかモノにまつわる物語をこしらえて、イメージをつけて売る、これって身近な化粧品だけではなく、お菓子もランチもコーヒーも薬もそのシステムにのっかっていて。ジュエリー、指輪こそその最たるもの。

ぎっくり腰で、まわりから鍼を薦められはしたものの、それもプラセボだとつくづく思うのはひねくれているからでしょうか。カルテのPCの方ばかり見て、さっとレントゲン取っておしまいのドクターよりも、うんうんと話をよく聞いて手当てして時間をかけて針をうってくれる信頼できる鍼灸師の方がプラセボはばっちりなんだと思います。実際は自然治癒でしょう。

でもそれでいい。効くと思って飲んだ単なるビタミン剤で治る、きれいになると思いこんでつける化粧品で、肌がケアできる。高いから大事にする、とてもよいと納得しているから着け続ける結婚指輪。デザインもプラセボです。付加価値はプラセボです。

そしてプラセボのおまじないが一瞬にして奈落の底へと落ちてしまう、魔法が一瞬で血みどろになってしまうものがあるーそれがフェアトレードではないと知ったとき。紛争ダイヤだとわかったとき。紛争鉱物タンタルだったとわかってしまった時。

タンタルの現地の事情

タンタルの原石コルタンは村人が、子どもたちが素手で露天掘りできるような採り易い鉱石なので、武装軍によって収奪され、それが資金となって武器となって延々とDRC東部、ルワンダ周辺地域戦争が終わりません。無法地帯になっているから、罰するといった概念も交渉の席に着くということも、先進国の描く絵空事のようになってしまいます。だったらその資金源を止めてしまえばいいというと、そうなれば地元の収入はもっとなくなって困るのでは?という問題もあります。けれども豊富な武装資金が流れ込んんでいる状態のままでは、たとえ軍事力で介入され行使されたとしても、コンゴの紛争は解決できないのです。紛争当事者を潤わせているのはレアメタル、タンタルの取引で世界中から得ている資金だということも、なかなか世論に認識されません。

紛争ダイヤモンドの場合には武装勢力への武器の禁輸、石油の禁輸、渡航への制裁が実施され、紛争継続手段の断絶へ向けた制裁が行われました。

コンゴのレアメタル紛争の場合、どこをターゲットにどう効き目があるのか、研究している人がいるのを知りました。

現代アフリカ 紛争資源をターゲット制裁は紛争解決をもたらすか 華井 和代

なぜ制裁が進まないのですか 大国の利害

国連が介入しても、国連の中にもそのコンゴ民主共和国から出てくるタンタルでおいしい汁を吸っている大国も混ざっているから、利害関係が生じます。

タンタルを利用しているのは携帯電話であり、プレイステーションでありにんてんどーDSでありipodでありノートパソコンでありipadであり。充電して使うものすべて。。

ヒューマンライツウォッチ 犯罪への法の裁きを適切に確約する能力も、十分な中立性も持ち得ていないコンゴ民主共和国の司法制度 で処罰なき人権侵害が今もなお継続中。

レアメタルが豊富な国土から潤うことなく、1990年代以降、DRCコンゴ民主共和国は、レアメタル鉱山の警備員、民兵、およびコンゴの兵士たちが採掘権威を掌握し、鉱山の密輸から利益を得ている一方で、武器を振り回し、女性に対する性的暴力を犯しているという一連の犯罪に国も大統領も国際社会も黙認が継続中。

動画から知るコンゴ民主共和国DRC

シエラレオネのダイヤモンドとコンゴのタンタルの違う点

シエラレオネでのダイヤ採掘の様子の動画

シエラレオネもコンゴ民主共和国も、人権侵害、紛争が起きていて、人々が関心を持って認識が生まれ、企業への不買運動やイメージダウンを恐れた業界がじわじわ動き出して、大きな世論となり、政府や国連が腰をあげるという構図があるとして、大きく違う点はダイヤが高級品、あのキラキラのファッション誌を飾るセレブリティーのためのハイジュエリーのイメージを持っているのに対し、タンタルは原鉱石が精錬されたらもう姿かたちを変えてどこへどう製品となって出回るか目にみえなくなって生活必需品となってりまうところです。世論を動かそうとしても動いてくれない点です。

紛争解決に貢献したダイヤモンドの高貴なイメージ

ダイヤモンドと一言でひっくるめて言いますがたいていのダイヤは汚い石で、茶色い不純物が混ざっていてただの石、硬いだけがとりえの石がほとんどで、100円均一のダイヤモンドやすりにまぶしてあるだけの工業用の石、それもダイヤモンドです。その中でも選びに選び抜かれて透明で不純物が完璧に近い奇跡の石のほうだけが脚光を浴びるあのダイヤモンドになるのです。そして川をさらえばあのキラキラダイヤモンドが流れてくるのではなく、研磨職人によって奇跡の透明なまっさらな上質のダイヤだけが鑑識眼によって選ばれてジュエリー店に並ぶのであって、その工程の方が人件コストも販売コストもデザインコストも宣伝コストもかかっているから価値が位置づけられます。どんなダイヤでもダイヤモンドになれるわけではありません。単純に鉱山からダイヤモンドが採れているわけではないのに、そのきらびやかなエンドユーザーのセレブのイメージを上手に使って世論から業者へプレッシャーをかけることで理不尽な紛争をやめさせるための大きな材料の利用に成功できたというのがシエラレオネの紛争ダイヤの実情でしょう。ダイヤが悪いのではなく、仲介して紛争ダイヤをロンダリングする業者サプライチェーンがまかり通っていて。

紛争フリーキャンペーン

enough projectという団体があります。inough project 動画

紛争ダイヤがどこでロンダリングされるかを見つけ出すための紛争フリーキャンペーンが世論の認識を高め、企業へ圧力をかけることにつながれば前進。紛争フリーキャンペーンで、使い終わった携帯電話を送ってそれが寄付になるものや、現地にものやおかねを送るキャンペーンなどもありますが、現地のひとに送ったり、現地を助けるというよりも、エンドユーザーの認識を広めるためにキャンペーンをするのが最も効果的。調達元にそれぞれの調達元がプレッシャーをかけていくこと。

責任ある鉱物調達 調査説明会

タンタルの調達ルートをたどれますか?

紛争鉱物タンタルの追跡

責任ある取引Responsible Trade、Mike Loch氏

Dodd-Frank改革・タンタルのような紛争金属の問題に対する世界的な認識を高めるには。

グレーでブラックなマーケット

調達元を追跡するのは簡単ではありません。鉱山から商社、輸出業者、他国を経て精錬業者に至るまで、企業は原料供給ルートで多くのトレーダーを経なければなりません。AppleがiPhone用のタンタルを調達し、General Electricが電球用のタングステンを調達し、ジュエリー屋さんが1組の18金のマリッジリングにゴールドを調達するにはいくつもの工程があります。

シエラレオネのダイヤモンド採掘現場のドキュメンタリー映画を見てきました『ダイヤモンドの来た道~シエラレオネ 採掘現場の声~(原題:Voices from the Mine)』本編上映(約35分/日本語字幕付)
村上千恵氏(ダイヤモンド・フォー・ピース代表理事)による講演

資源を掘るコンゴで、あるいはシエラレオネでダイヤを掘る村人が賃金ももらえず搾取されるなら、「もうダイヤモンドを掘らなければいいのに。ダイヤは食べられない、タンタルは食べられない、お腹が満たされないなら、ダイヤではなくて、土に作物を育てればいいのに。」という疑問がわいてしまったけれど、その次の瞬間、フランス革命で市民が食べるパンがありませんと聞いたマリーアントワネットが「パンが無ければお菓子を食べればいいのに」と返したというのをふと思い出しました。アフリカへの理解が浅く、搾取に巻き込まれないように畑仕事をすればいいのにと思ってしまうところがもう平和ボケであります。

DRコンゴではもうサバイバルに必死で自然が美しいとかそんなこと考える余裕もなければ、自分の家でぐっすり眠ることさえ出来ず難民化し、いつ武装軍に襲われるかわからない、逃げるしかない、耕せば農作物が出来るにもかかわらず、村を棄て逃げなければならない、そうして残されて草ぼうぼうになっている空っぽの村があるのです。農業ができるなら土地は肥えていて十分自立できるにもかかわらずWFP( 国連世界食糧計画 )の食料援助に頼らざるをえない。(世界最悪の紛争「コンゴ」p.62)

資源の原産国で採掘に携わる貧困層へ教育や安全な暮らしを供給できるようになれば、フェアトレードを通して途上国へ貢献できているとわかれば、ダイヤモンドやレアメタルのエンドユーザーも社会貢献できることになります。

ブームになったフェアトレード

フェアトレードマークが貼られたコーヒーがアンフェアなコーヒーと並んで陳列されているのを日常目にします。ひとつのお店の中で、フェアトレードを扱うというポリシーではなくて、仕入れ元さんがフェアトレードマークというお墨付きを取得しているか否かの違いのように。

フェアトレードの結婚指輪

フェアフォンというフェアトレードの携帯電話があるように、結婚指輪もフェアトレードでなければいけません。Bandi Mbubi: バンディ・ンボビ「携帯電話にもフェアトレードを」

フェアトレードというワードにしばしば引き合いにだされているのは、どれも高級品イメージ付加価値のつけられ喧伝されたアイテムです。高級チョコレートVSカカオ生産者、高級ジュエリーVSシエラレオネの児童労働、フェアトレードの指輪、エシカルなジュエリーとは何でしょう?エシカルな結婚指輪、フェアトレードのウェディングバンドとは、まるっきり対等じゃないフェアじゃない生産者そ困ったまま黙認しない、困っている生産者へめぐりめぐって貢献できる製品を作ることです。発展途上国を救うとか社会に貢献するなんてそんな大それたことはできないけれど、せめて私自身の視点は変えられると思うしかありません。

¿ QUÉ ES EL COLTÁN ?

コルタンって?マンガでわかりやすい動画(スペイン語)

参照資料 コンゴ国連制裁委員会

coltan

Conflict minerals in Congo

寄付は自己満足?寄付がさらに貧困を招く

奢侈品しゃしひんと必需品の違い

紛争ダイヤモンドと紛争タンタルの違い

奢侈品 経済産業省 「奢侈品」政令対比表 参照

1 牛肉 1 牛の肉(冷凍したものに限る。) 0202

2 まぐろのフィレ 2 魚のフィレ(冷凍したものであつて、経済産業大臣が告示で定めるも のに限る。) 030487100

3 キャビア・その代用物 3 キャビア及び魚卵から調製したキャビア代用物 160431、160432

4 酒類 4 アルコール飲料 2203、2204、2205 2206、2208

5 たばこ 5 製造たばこ及び製造たばこ代用品 2402、240311、240319

6 香水 6 香水類及びオーデコロン類 3303

7 化粧品 7 美容用、メーキャップ用又は皮膚の手入れ用の調製品(日焼止め用 又は日焼け用の調製品を含み、医薬品を除く。)及びマニキュア用又は ペディキュア用の調製品 3304

8 革製バッグ・衣類等 8 トランク、スーツケース、携帯用化粧道具入れ、エグゼクティブケー ス、書類かばん、通学用かばんその他これらに類する容器(外面が革製 又はコンポジションレザー製のものに限る。) 9 ハンドバッグ(外面が革製又はコンポジションレザー製のものに限 る。) 10 財布その他のポケット又はハンドバッグに通常入れて携帯する製品 (外面が革製又はコンポジションレザー製のものに限る。)

11 衣類及び衣類附属品(革製又はコンポジションレザー製のものに限 る。) 420211、420221、420231 420291、4203 9 毛皮製品

12 毛皮製のオーバーコートその他の毛皮製品及び人造毛皮製品 4303、4304(製品のものに限る)

10 じゅうたん 13 じゆうたんその他の紡織用繊維の床用敷物 57

11 クリスタルガラス製品 14 ガラス製品(鉛ガラス製のものであつて、経済産業大臣が告示で定 めるものに限る。) 701322、701333、701341、701391、7117 (鉛ガラス製のものに限る。)

12 宝石 7101~7105、7116 15 天然又は養殖の真珠、貴石、半貴石、特定金属(銀、金、白金、イリ ジウム、オスミウム、パラジウム、ロジウム及びルテニウムをいう。以下 同じ。)及び特定金属を張つた金属並びにこれらの製品

13 貴金属 7106~7112

14 貴金属細工 7113~7115

15 携帯型情報機器

16 携帯用のデジタル式自動データ処理機械

原産地証明制度

産地が偽装されて、生産地がブランド化されて得する場合と、紛争鉱物のように、産地特定されたくない場合と真逆の思惑があるんだと、経産省のホームページで気づいてしまいました。

ダイヤモンドの産地を証明して、紛争ダイヤではないと声高に言うようになってきたのは、ダイヤがぜいたく品であり、高級品だったから、その印象が悪くならないように、企業も動きました。贅沢品と必需品というのが、経産省で明確に定義されているのは、その輸出入の際の関税に必要なこと。

ダイヤの場合、原石として入ってくるものだけが、証明書の発給の対象、キンバリープロセスの対象になっているけれど、もうダイヤモンドになってしまったらその対象ではなくなります。

タンタルも、原石の段階のコルタンではなく、すでにレアメタル金属タンタルになって日本に入ってきてしまうので、原産地などたどれないのです。

ダイヤの加工前
ダイヤの加工後
マーキング:クリーブの方向等をペイント
クリーブ:原石を2個以上に分割
ブルーチ:角を削り丸に近づける
ダイヤモンドの輸出入管理 経済産業省

金属アレルギーのメカニズム:金属は汗で溶けるんじゃない!金属表面上で反応が起きてる!

汗で金属が溶けるみたいな表現をしてしまいがちなのですが、イオンですから金属がまるで溶けちゃうみたいなことではない、金属界面の上で、反応が起こるってだけですから。金属がシュワしゅわと溶けてしまうようなまるで劇薬のような汗をかく人間がいるとかいないとかそういうはなしではなくて。

金属のなかでも、みのまわりの実用金属は空気の中の水分とか、汗の水分とか塩素とかに反応がスタートしてしまう、そういう宿命なのであって。そもそも金属は土の中というか地球の中に酸化物とか水酸化物で居た方が安定していたのを無理やり電気分解とかして、金属単体の状態にまで一生懸命精錬した人工物なので、自然のすがたに戻りたいよ~早く土に還りたい~といつも叫んでいるわけで。

アクセサリーをすると、夏の汗の塩素と水分と反応が起きる、チタン以外の金属は反応スタートしてしまう。だから金属アレルギーになる。そしてチタンは反応を自分で食い止めちゃう不動態を作っちゃう。だからぜったいに金属アレルギーにならないってこと。

ヒトの免疫という前に、電気現象。

金属の腐食のメカニズム