金属アレルギーのメカニズム:金属は汗で溶けるんじゃない!金属表面上で反応が起きてる!

汗で金属が溶けるみたいな表現をしてしまいがちなのですが、イオンですから金属がまるで溶けちゃうみたいなことではない、金属界面の上で、反応が起こるってだけですから。金属がシュワしゅわと溶けてしまうようなまるで劇薬のような汗をかく人間がいるとかいないとかそういうはなしではなくて。

金属のなかでも、みのまわりの実用金属は空気の中の水分とか、汗の水分とか塩素とかに反応がスタートしてしまう、そういう宿命なのであって。そもそも金属は土の中というか地球の中に酸化物とか水酸化物で居た方が安定していたのを無理やり電気分解とかして、金属単体の状態にまで一生懸命精錬した人工物なので、自然のすがたに戻りたいよ~早く土に還りたい~といつも叫んでいるわけで。

アクセサリーをすると、夏の汗の塩素と水分と反応が起きる、チタン以外の金属は反応スタートしてしまう。だから金属アレルギーになる。そしてチタンは反応を自分で食い止めちゃう不動態を作っちゃう。だからぜったいに金属アレルギーにならないってこと。

ヒトの免疫という前に、電気現象。

金属の腐食のメカニズム